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当ブログも今日で六回目。予定の半分を消化したことになります。
 
こんばんは。ジョージです。今日は特別に、『蒲公英の姉』『在来線の座席の下に住む男』の二本立てでお送りします。


 
tampopo02.jpg

  『蒲公英の姉』
 
   坂元友介 / 2007 / 20:34 / 日本
 





 絵が描けない少女とその姉との心の交流と成長を描く作品。   
 その行程のほとんど全てを一人でこなした人形アニメーション。
坂元監督曰く「365日休まず作り続けた」という大作!
 
 



da1975a5.jpeg


『在来線の座席の下に住む男』
 
 坂元友介 / 2005 / 07:17 / 日本
 





 電車の座席の下に住まう男は毎日、車内を覗き見ては優越感に浸るのだった。
しかし彼の快適な生活はそう長くは続かなかった・・・。
 


 
 『蒲公英の姉』。タイトル通り、主人公の少女の姉はたんぽぽの姿をしています。しかもけっこう大きい。お姉さんがたんぽぽ、なんてアイデア普通思いつけないですよね。
坂元監督の他の作品もそうですが、この一見突拍子もないようなアイデアを見事に映像化し、物語を紡いでいくことが坂本監督の作品の魅力ではないでしょうか。
 
 そんな内容も注目なんですが、カメラワーク、照明や小道具の使い方も要注目です。特に照明の当て方は計算し尽くされたもの。効果的に物語を盛り上げています。
 
 この作品もまた今年の札幌国際短編映画祭で上映されています。そこでは受賞はなりませんでしたが、同じ時期に開催されていた水戸短編映像際において見事に準グランプリを獲得しています。
 今後、各地の映画祭で受賞を重ねていくことを期待しています。
 
 
『在来線の座席の下に住む男』は昨年のクラークシアターでも上映させていただきました。昨年の短編アニメーション・プログラムでは坂元監督の作品を5作品上映しましたが、いずれの作品も観客の方々にご好評をいただきました。そのなかでも、今回この作品をピックアップして再上映することにしました。
 
 『蒲公英の姉』と同じくクレイアニメーション作品なのですが、明らかに雰囲気が異なります。
一番の違いは人形の顔。『蒲公英の姉』のほうの人形は親しみの持てる顔をしているのですが、『在来線~』の人形の顔は不気味。しかし目が離せない。作品全体を覆っている暗い色調とあいまって、なんとも怖いような、それでいて覗き込みたくなるような独特な世界を表現しているように思います。
 
 
 
『蒲公英の姉』は短編作品No.002中で上映されます。
 
短編作品No.002 上映時間             10月26日 16:50 ~ 18:30
                                10月27日 09:30 ~ 11:10
                                   10月28日 18:45 ~ 20:25
 
 
 『在来線の座席の下に住む男』は短編作品No.001中で上映されます。
 
短編作品No.001 上映時間             10月26日 10:00 ~ 11:40
                                     10月27日 17:10 ~ 18:50
                                        10月28日 11:45 ~ 13:25
 

 次回の作品紹介は、平林勇監督の『十七個の空間と一匹のウジ虫で構成された作品』です。個人的には今年の短編ラインナップで一番のお気に入り作品。衝撃的でした。期待していてください。
 
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コメント
ぶっとぶよ!
学生が監督・制作したとは思えないほどの完成度の高さ。坂元監督の作品の中で僕が好きな作品が上映されるので要チェックっす!
【2007/10/15 02:02】 NAME[ほりた] WEBLINK[] EDIT[]


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