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こんばんは、ジョージです。 今日は『カクレンボ』。
『カクレンボ』 森田修平/ 24:00 / 日本 / 2004 オトコヨ様のお遊戯、「カクレンボ」。 それは子供だけにしか許されない不気味な遊びであった。ヒコラは行方不明の妹を探すため、混沌とした夜の街に足を踏み入れる・・・。 日清カップヌードルのTVCMとの連動OVA『FREEDOM』を手がけるYAMATOWORKSが製作したホラー・アニメーション。
『東京のような繁華の町中でも、夜分だけは隠れんぼはせぬことにして居る。夜、隠れんぼをすると鬼に連れていかれる。』(柳田国男『山の人生』より) こんな文句が冒頭に登場するんですが、これだけでなんかもうヤラれますね。僕は柳田国男はよく知りませんが、ゾクゾクしてきます。
この作品は、今回の短編映画作品ラインナップの中でも一二を争う話題作です。なんたって、あのYAMATOWORKS製作です。そう、皆さん一度は目にしたことがあるであろう、宇多田ヒカルの歌でおなじみの日清カップヌードルのテレビCMとの連動OVA『FREEDOM』を手がけているあのYAMATOWORKS。
YAMATOWORKSのメンバーは二人だけ。監督、演出など映像を手がける森田修平さんと、キャラクター設定、世界観設定などを担当している桟敷大祐さんの二人です。
『カクレンボ』はこの二人が中心となって、総勢でも4,5人で製作されました。少人数ならではの密なコミュニケーションで製作は進んでいったようです。
フル3DCGアニメーション作品なんですが、ほかの3DCGアニメーション作品にしばしば見られるような3DCG特有のぎこちなさ、違和感はありません。これはメイキングでお二人が語っていることなのですが、なるべくコンピューターっぽさを消し、人間っぽさ、人の手で書かれた感じをだす努力をお二人がされたからだそうです。
人間っぽさを出すために、ある程度出来上がった3DCG映像に鉛筆で手を加えたり、キャラクターの影の修正をしたりと、ものすごい気を遣っていたようです。だから背景とキャラクターがうまくマッチしているのでしょう。
正直言って、この完成度は凄まじいです。香港の九龍城やネオン街をモチーフにしそこに日本的なテイストを加えていったという、中華街風の街の雑然としながらも空虚な裏通りの雰囲気、登場人物たちの動き、鬼の迫力・・・ どれをとってもセンスのよさ、技術の高さが感じられます。
声の出演には、『NARUTO』の竹内順子さんを始め人気、実力を兼ね備えた声優さんたちが揃っています。これも注目ポイントですね。
『カクレンボ』は、平成16年度の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門にて審査委員会推薦作品に選ばれました。この完成度を国も認めた、ということでしょう。
ちなみに同じ年の審査委員会推薦作品には、押井守監督の『イノセンス』、今敏監督の『妄想代理人』、渡辺信一郎監督の『サムライチャンプルー』や中尾浩之監督の『trainsurfer』も含まれていました。
この3行を見てニヤリとしたあなた! 絶対『カクレンボ』もお気に召すと思います。
YAMATOWORKS立ち上げ後の第一弾作品として発表されたのが、この『カクレンボ』です。今最も注目のアニメーション製作ユニットの処女作、という言い方も出来るかもしれません。
『カクレンボ』は、ハリウッドに認められたジャパンホラーと全世界で親しまれているアニメーションという、海外で評価されている日本の二大ジャンルを融合させた、2004年の作品ではありますが日本映画の最先端を行く映画だと思います。
ぜひともクラークシアターに足を運んで、最先端に触れてみてください。
『カクレンボ』は、短編作品No.001中で上映されます。
短編作品No.001 上映時間 10月26日 10:00 ~ 11:40
10月27日 17:10 ~ 18:50
10月28日 11:45 ~ 13:25
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やばい
やばい!スタッフながら、この『カクレンボ』めちゃくちゃ観たいです!笑
ジョゼフィーヌ山口の作品解説はそそられる感じでとっても好きです。 アニメーション作品はどれも熱いねー。 是非、多くのお客さんに観てもらいたいですね。 |
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